動画コンテンツの配信:SMILについて

最近、動画コンテンツの配信が結構あちこちで発生しています。
なんていうかまぁ、いわゆる技術系の人間の常で、私もあまり「マルチメディア」などと呼ばれるジャンルにはあまり造詣が深くないのですが。
必要な技術も多少なりとありまして、その辺への覚書です。

背景

Real playerというものがあるのはまぁ皆様ご周知の事実か、と。これで動画を配信する場合、.rmという拡張子のついたファイルを作成して配信するのですが。
これを、embedエレメントに直接記述すると、Windows、Mac共に、結構「落ちる」という状況に相成りまして。
なんでかなぁ、ってな感じで調べているうちに、一つの回答にいきついた、と。そんな状況であります。

SIML

よくあることですが、SMILは省略形です。正式には「the Synchronized Multimedia Integration Language」となります。訳しますと…筆者の英語力が激しく問われそうなので、遠慮しておきます。極端に意訳すると「シンクロ(同期)するマルチメディアの統合のための言語」とかなるんでしょうか。意訳というより直訳に近いような気もするのですが。
で、本題。ようはこのSMIL、マルチメディアのために使う言語です。
もうちょっと具体的にいうと、動画ファイルや音声ファイルを「どんな風に」再生したいか、という指示を出すことが出来る言語です。
で、ここからが肝心なのですが。
これを使うと、WindowsやMacでのエラーが(少なくともテストした環境においては)0になりました。恐らく、これを使うことを前提にしているのでしょう。
ブラウザの中に動画再生を埋めこんだりする場合は、とても心強い味方になりそうです。

どこで規約を決めてるの?

W3Cです。現在、SMILの2.0がでております。詳しくは、W3Cのサイトからご覧下さい。なお、検索エンジンで探すと結構邦訳も出ています。便利です。

最後に

非常にシンプルな記述で恐縮ですが。SMIL自体は、例えば再生のシンクロが出来たり、複数の動画ファイルを順番に再生したり、並列に再生したり、結構いろいろなことが出来ます。
タグの手打ちなので或いは拒絶反応が起きる人もいるかもしれませんが、ちょっとだけ頑張れば、ずいぶんと動画や音声を自在に操れることと思います。
…いつか機会があれば、ちゃんとした講座でも書いてみたいような気もしますが。あまり期待せずにお待ち下さい。

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